栃木県宇都宮市
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検証:本当にフロントはロックしないのか

先日、オフロードでもフロントはなかなかロックしないと書きました。

ホントかよ~って思う方もいらっしゃるかと思い、昨日検証してまいりました。

 

バイクはYZ125Xで河川敷の平らなところで。

普段、オフロード(モトクロスやエンデューロ等)のブレーキングは荷重をリヤに掛ける為にスタンディングでお尻を引くんですけど、

それだと通常の乗車姿勢とは異なってしまいますので、シートにベタっと座って普通の姿勢で試しました。

定点カメラでの撮影が初めてだったので広角で撮れなくてスミマセン。観にくいですねぇ。。。

そして私も醜い。。。おだまり!!

 

 

で、結論

 

 

ロックしませんでした

 

 

というより

 

 

怖くてこれ以上できませんでした

 

 

なにが怖いって、転ぶこともそうですが

 

 

バランス崩して右足着くことが!

 

 

です。

まだ膝痛ぇっす!

 

普通の乗車姿勢だとフロントに思いっきり荷重がかかってしまうので、そりゃ~ロックしませんわ。

一気にガッツリ握るパニックブレーキじゃないとね。そしてそれやったら多分コケます。

ジャックナイフしてつんのめるかハンドル切れ込みますね。

特にオフロードは路面がデコボコなのでハンドル切れ込む可能性が高いです。事実、撮影中に切れ込んで転びそうになりました(編集にて割愛)。

 

で、オフロードではなぜリヤに荷重をかけてブレーキングするかというと、

 

 

簡単にリヤがロックしちゃうから

 

です。

リヤに荷重をかけることでフロントに掛かる荷重を減らし、フロントの切れ込みを防ぐ効果もあります。

また、フロントに荷重がかかった状態でスライドすると転倒のリスクが高くなりますが、

荷重が掛かっていない状態であれば多少スライドしても大丈夫です。これはリヤも同じ。

この姿勢で思いっきりブレーキングするとフロントロックします(一瞬ね)。でも転びません。

モトクロスの元全日本チャンピオンに教わったので間違いないと思います。

 

教習所では教わりませんが(多分。私は教わりませんでした)、舗装路面でもブレーキングはリヤ荷重の方が安定します。

その為にニーグリップして体重をガソリンタンクに預ける感じにするんです(これは急制動で教わりますね)。

腕に力を入れてハンドルに体重掛けちゃダメですよ。制動距離伸びます。

 

サーキットを走っているロードレースのライダーも見た目には分かりませんがリヤ荷重を意識してブレーキングしています。

してますよね?

してるはず!

 

理想ではフロントブレーキよりもリヤを一瞬早く掛けて、車体を後ろから引っ張ってあげる状態にするんです。

これは国際ライダーに聞いたからホント。

 

てか、

 

聞いた話ばかりね♡

 

 

でも実践してみて、教わったことが正解だと理解しているつもりです。

実際に経験していることだから私の経験上ということで良いっすねwww

 

 

ブレーキングの時のイメージはフロントフォークが沈むのではなくて、車体全体が前方斜め下に沈み込むって感じです。

 

ABSの話からブレーキングの姿勢へと、話の内容がまるで変わってしまったことは言わなければ気付かれまい(-。-)y-゜゜゜

 

ABSはあるに越したことは無いけど過信するなよ!ってことでまとめましょう。

でもね、オフロードだと邪魔なこともあるんです。

 

フロントロックの検証が終わったあとにちょびっと基礎練習したんです。

ブレーキターン。意図的にリヤをロックさせて向きを変えるの。

しっかりとした練習なんてやったことが無かったので、いやぁ~出来ない。全然出来ない。

あまりに出来無さ過ぎて直ぐに飽きて現実逃避。

やけっぱちの勢いでウィリー出来ちゃうかも♪って思ったけど、もちろん出来ない。全く出来ない。

この2つは来年からの課題ですわ。